最終話 夜会話
| 最終話夜会話 |
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| ミレット：いよいよなのよね・・・。なんだか、こんなスゴイことになるなんて思っても見なかったわ。 ロスト：ああ、そうだな・・・ ミレット：ロストは怖くないの？災いの剣って、世界を壊したものすごい兵器なのよ？ ロスト：そういうお前こそ不安じゃないのか？ ミレット：うーん、怖いのも不安なのも本当のことだけど・・・貴方が一緒にいてくれるなら大丈夫かなって思えるの ロスト：俺？ ミレット：そうよ、今までだって一緒にいろいろな不安を超えてきたでしょ？だから、今度だって大丈夫よ。もしも、貴方が良いと言うならこの戦いが終わっても・・・ ロスト：ミレット・・・ ミレット：ううん、今の無し！何でもないから・・・。だって、すべてが終わったら私は元の病弱な体に戻って、もう貴方の役には立てなくなってしまうんですもの・・・ ロスト：・・・・・・・・。 ミレット：それに、騎士様のお仕事ってとっても忙しいはずでしょ？だからね、貴方は私のことなんか気にしていたらダメだと思うの。 ロスト：ダメとか言うなよ ミレット：いいえ、ダメだわ・・・。貴方はみんなに必要とされる人よ。私はね、大好きな人の重荷になってしまうのだけは絶対に嫌なの。たとえ、この旅が遠い昔の思い出になってしまってもこうして貴方の側にいられたことを私は誇りに思うわ・・・ ロスト：俺もお前を誇りに思っている・・・俺は何度もお前に救われてきたよ ミレット：ありがとう、ロスト・・・。そう言ってもらえてスゴク嬉しいよ。私の憧れの人・・・。私は、ずっと貴方を見守っているわ。もし、貴方が他の誰かと結ばれても私はきっと貴方を愛しその幸せを永遠に祈り続けるわ。それぐらい、貴方のことが大好きで貴方には幸せになって欲しいの ロスト：俺だって、同じだよ・・・お前に幸せになって欲しい・・・ ミレット：うん、だからね・・・。絶対に生きて帰ってきましょう。たくさん苦労してきたんですもの。その分も幸せにならなきゃダメだわ！そうでしょ、ロスト？ ロスト：ああ、そうだな・・・。すべてを片付けて、必ず生きてここに戻ってこよう・・・ ミレット：うん、最後の戦いも一緒に頑張ろうね、ロスト ロスト：ああ、最後まで共に戦おう・・・幸せな未来を掴むためにも ごめんな、ミレット・・・ |